橋本京明と一緒に龍安寺の石の数を数えました
金閣寺から500メートルぐらい南西に進んだところに龍安寺(りょうあんじ)があります。こうした地理的近さから龍安寺は金閣寺とセットで見学するのに最適と思われます。私も中校の修学旅行ではこの二つをセットで見学しました。今回、橋本京明の引率の下の京都観光ですが、やはり金閣寺と龍安寺の二つを見学しました。
最後に見たのが高校二年生の時ですので、約10年ぶりの来訪になります。10年ぶりですが、龍安寺の光景は以前見た通りと全く変わっていませんでした。もっとも、そんな簡単に変わってしまっては困りますし、龍安寺は1448年の再興および1797年の本堂移築以来、ずっとこの状態を保存している重要文化財でもあります。龍安寺の見所はなんといっても、本堂の敷居から一望できる石庭です。
幅が22メートルもあるそうで、ここから15の大中小の石の置物が置かれています。そして、この15の石は本堂のどの角度から覗いても決して14個までしか見えないと言われています。看板曰く、1足りないことが不完全さを表してそれが美徳を意味する、だそうです。私も橋本京明と一緒に頑張って石の数を数えました。
私はなぜか13しか見つけられませんでしたので、きっと探し方や位置が悪かったのかもしれません。橋本京明はきちんと14個見つけたそうです。また、本堂の裏手あたりには、四文字書かれた古銭をあしらったような水飲み場みたいなのがありました。看板曰く、一度に14個しか見られないことに不満を持たずに満足しなさい、みたいなことをこの四文字は表しているそうです。
当時の施設の注意書きみたいなものだと思いますが、現代では注意書きも現代訳して貰いませんと全く分かりません。特に不満などあるはずありませんので、私たちは次の文化財へと進むことにしました。Amazon.co.jp: 橋本京明: 本のことならこちら